涙の傷痕

流した涙の数は計り知れず。

涙はとうの昔に枯れ果てた。

君から涙は失われてしまった。

流した涙の数だけ心に傷を負っている。

他人が容易に触れていい傷ではないのだ。

その傷が完全に癒えることはないだろう。

流した涙の数だけ物語がある。

人は涙を流しながら強くなる。

たとえ涙が枯れるまで泣くことになろうとも。

涙を零しても構わない。

涙で目の前が見えなくなっても。

涙の向こう側へ歩いて行こう。

投稿者: highsabolity

余暇を持て余した、唯の暇人である

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