一笠一杖

この身一つと笠と杖さえあればいい。

身軽なほど自由でいられる。

どこへ行こうと遮るものなどない。

雨雪を凌げる笠があれば旅には十分だ。

特に行く当てのない旅だ。

気の向くままに歩みを進めるだけのこと。

負担を分散するために杖も必要だ。

歩き旅はどうしても足腰ばかりに負担が集中してしまう。

上半身も程よく使うことが長く歩くコツだ。

人知れず旅に出たくなることもあるだろう。

ただ独りになれる場所を求めて。

しがらみから解放される瞬間が忘れられない。

投稿者: highsabolity

余暇を持て余した、唯の暇人である

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