見ている風景がいつのものだろうか。
過去の面影が目の前の光景を否定する。
すっかりと寂れた今を見て漠然と後悔が沸き上がる。
未来を置き去りにした結果なのかもしれない。
こうなる前に止められるだけの猶予はあったはずだ。
今更それを悔やんでも遅いことだけはわかる。
時代に取り残された跡形だけがここに残り続ける。
過去を残すことの大変さを物語っている。
どんなものも時間という波には埋もれてしまう。
すべてが無に近い状態となった。
我楽多の山が目の前に積み重なっている。
過去を無駄にするかどうかは今の人に懸かっている。