無天の世界

空が存在しない。

見上げても何もないただの暗闇だ。

それでもどうして上を見てしまうのだろうか。

空が埋め尽くされたのはいつのことだろう。

記憶に存在しないくらい遠い昔のはずだ。

それでも空は青かったと知っているのは何故だろう。

地表ではもう生きていけない。

宇宙に抜け出す時間は足りなかった。

望まない地中に住むしかなかった。

地表に出て行ったものは帰ってこなかった。

私には外へ飛び出す勇気がない。

この命を賭してでも見たいものなのだろうか。

投稿者: highsabolity

余暇を持て余した、唯の暇人である

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