迫る火の手

火が包囲網を形成しつつある。

逃れることはできないと知っている。

それでも運命を受け入れることはできない。

この身が焦げだした。

いい加減に焦るべき時が来ている。

それでも動き出すことができない。

いつしか錘と化す。

自ら動き出すことはない。

ただの石像ともはや何も変わらない。

火の暑さに抵抗する。

この身が焼かれようともお構いなしさ。

焦がれるほどの夢を持ち続けた者の末路だ。

投稿者: highsabolity

余暇を持て余した、唯の暇人である

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