浸透静寂

静寂は静かに浸透する。

何の前触れもなく。

それは確かな世界の意思なのかもしれない。

誰も騒ぎ立てることはしない。

静寂を趣きとして捉えている。

時の流れが緩やかになるのを感じる。

一切の音が掻き消えた。

皆静かに寝静まっている。

黒い夜は音を吸収するのだろう。

この静寂が心地よい。

昼間とは打って変わって独りになった気分だ。

もう一人の自分が目を覚ます時間だ。

投稿者: highsabolity

余暇を持て余した、唯の暇人である

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