遠縁の所縁

その縁はいつ切れてもおかしくはない。

顔すら覚えていないのだから。

繋がっているとは言えないだろう。

もう頼る伝手もない。

連絡が届くこともない。

完全に無縁といっても過言ではない。

縁は散り散りになっていく。

この時代はとても寂しい生き方を要求される。

孤独は寂しいかもしれないけど気楽ではある。

縁と縁が再び繋がる可能性は少ない。

この広大な世界でたまたま巡り合っただけなのだから。

この世界がどれだけ広いか身を以て知る者はいないのだから。

投稿者: highsabolity

余暇を持て余した、唯の暇人である

コメントを残す