生命の墓場

この惑星は不思議なことに命が溢れている。

生命が最後に行きつく場所なのかもしれない。

最期は地上で眠りに就きたいのかもしれない。

この宇宙は広すぎて他の生命と会うことはない。

それなのにこの星ではいろいろな種類の生命がいる。

何かしらの運命の因果が結び付いているのかもしれない。

この惑星から出るつもりはない。

もとよりここを墓場だと決めていた。

その決定を変える必要もない。

最期に暮らすにちょうどいい環境だ。

可もなく不可もなく。

ただ静かに最期の光景を待つだけだ。

投稿者: highsabolity

余暇を持て余した、唯の暇人である

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