紅炎色

深紅に燃える。

その炎には力強さが宿っている。

まるで意志があるかのように揺らめいている。

いつまでも眺めていられる。

そうして時がどれだけ過ぎただろうか。

未だに消える気配がない。

永劫の炎だったのかもしれない。

原初の炎が未だに燃え続けているように。

何があっても消えない炎の存在がある。

何を燃料にしているのだろうか。

ただそこに炎が存在しているとでもいうのだろうか。

物理法則を超越して燃え続けている。

投稿者: highsabolity

余暇を持て余した、唯の暇人である

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