略式幻葬

魂の弔いしかできなかった。

仲間の死を悼む時間すらない。

この時代に生まれたことが罪のようだ。

人の命が軽くなっていく。

人は増えすぎたんだ。

この流れは誰にも止められない。

迷える魂に救済を。

人々の記憶に残るようにしなくてはならない。

彼らも確かに生きていたのだから。

幻葬では魂を救えない。

安らかな眠りを届けたいのに。

時間が許してはくれないのだ。

投稿者: highsabolity

余暇を持て余した、唯の暇人である

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